省力化設備の導入を検討している企業や、独自技術を持つ中小の設備メーカーに知ってほしい制度が、「イノベーション製品応援プログラム」です。
これは中小企業省力化投資補助金(一般型)の中で、著しく高い省力化効果を持つ革新的な製品を後押しする仕組みです。認定製品を導入する申請では、通常と異なるメリットがあります。
イノベーション製品応援プログラムとは
中小の製造事業者が生み出した、革新的で優れた省力化技術を持つ製品の普及を支援するプログラムです。設備を導入する中小企業にとっては、自社の課題解決に役立つ新しい選択肢となり、製品をつくるメーカーにとっては販路拡大の機会になります。
対象となるのは、中小企業省力化投資補助金の一般型です。カタログ注文型とは別の仕組みなので、申請時には類型を間違えないようにしましょう。
導入企業にとっての2つのメリット
1.相見積もりが不要になる
通常、補助金で設備を導入する場合は、価格の妥当性を確認するため複数の見積もりが求められることがあります。認定されたイノベーション製品を導入する場合は、相見積もりが不要となり、申請準備を簡素化できます。
特に、独自技術を持つ専用設備や、同じ仕様で比較できる製品が少ない場合には大きなメリットです。ただし、見積書や製品仕様、導入効果など、申請に必要な資料そのものが不要になるわけではありません。
2.補助金の審査で考慮される
認定製品を導入する計画は、省力化投資補助金(一般型)の審査で考慮されます。新しい技術を使うこと自体ではなく、その製品によって自社のどの工程が変わり、どれだけ人手不足の解消や生産性向上につながるかを具体的に説明することが重要です。
イノベーション製品の主な要件
公式サイトでは、製品側の主な応募要件として次の3点が示されています。
- 著しく高い省力化効果が確認できること
- 中小の製造事業者が製造する製品であること
- 導入予定日の直近10年以内に販売開始された製品であること
認定を受けた製品は公式の認定製品一覧に掲載されます。導入企業は、検討中の設備が一覧にあるか、対象製品の型式や仕様が一致しているかを確認しましょう。
導入企業が確認したい5つのポイント
1.製品ありきで計画を作らない
最初に自社の人手不足、ボトルネック、改善したい工程を整理します。その課題に認定製品が合うかを確認し、導入目的を明確にします。
2.省力化効果を数値化する
作業人数、作業時間、処理件数、不良率、停止時間など、導入前後を比較できる指標を決めます。「高性能だから」ではなく、現場の成果として説明できる形にします。
3.周辺設備や工事も確認する
製品本体だけでなく、搬入、設置、電源、基礎工事、既存設備との接続、試運転、教育まで確認します。事業計画と見積書の範囲がずれないように注意します。
4.認定製品一覧と申請区分を確認する
認定製品を事業計画に含める場合は、イノベーション製品応援プログラムへの申請として扱う必要があります。通常の一般型申請と混同せず、最新の案内資料と公募要領を確認しましょう。
5.採択後の運用まで考える
設備を入れた後の担当者、保守、操作教育、データの活用方法まで決めておくと、導入効果が継続しやすくなります。補助事業の完了がゴールではなく、生産性向上につなげることが本来の目的です。
設備メーカー・販売店にもチャンス
独自の省力化製品を持つ中小メーカーにとって、認定は自社技術の強みを伝えやすくする機会です。また、販売店や代理店は、補助金を組み合わせることで、価格だけではなく導入効果を軸にした提案がしやすくなります。
Xecoでは、導入企業の申請支援に加え、販売店・代理店向けの協業パートナー制度も用意しています。補助金を活用した設備提案を強化したい方はご相談ください。
よくある質問
認定製品なら必ず採択されますか?
認定製品の導入は審査で考慮されますが、採択を保証するものではありません。自社の人手不足、設備の必要性、数値目標、実行体制を具体的に示す必要があります。
認定前の製品でも一般型へ申請できますか?
一般型の通常申請として検討できる場合があります。ただし、イノベーション製品応援プログラム特有のメリットを利用するには、認定製品一覧や申請要件への適合確認が必要です。
まとめ
イノベーション製品応援プログラムは、認定製品の導入により、相見積もりが不要となり、審査でも考慮される仕組みです。一方で、認定製品を選ぶだけで採択が決まるわけではありません。自社の課題、導入効果、実行体制を一つの事業計画としてまとめることが重要です。
導入を検討している設備が対象になるか、一般型の計画としてどう整理すべきか迷う場合は、Xecoの無料相談をご利用ください。
※最新の認定製品一覧・申請要件はイノベーション製品応援プログラム公式ページでご確認ください。

